長浜の人口は平成22年1月1日に近隣6町との合併により人口が124,000人ですが、いま長浜の中心市街地は、衰退していた昭和年代には誰もが想像し得なかった位に変貌を遂げています。
昭和50年代から60年代にかけて車社会時代に入り、市域が郊外に拡散することにおいて中心市街地が衰退し、町の中より人が姿を消すことによりエネルギーを全く失いました。
それが今では官民一体となったまちづくりの推進により、特に黒壁のパワーある事業展開が相乗効果を生み出し、殆どゼロであった入込客数が年間200万人の方々に訪れて頂くまちとなり、賑わい性が非常に高まってまいりました。人々に訪れて頂けることがビジネスチャンスを生み人々に刺激を与えまた心の支えともなり、民間投資が促進される結果となってきています。
また、さらに都市活性化という計画的な工場誘致ホテル誘致及び都市基盤整備が連携して相乗効果を高めてきております。
| まちづくりの三つの流れ |
| 商店街・市・会議所・・・プラン・仕掛・事業 21市民会議 1983年(昭和58年) JR直流化・ドーム球場・大学誘置 黒壁の運動体 1988年(平成元年)7月オープン 出資金13,000万円⇒44,000万円 29号館30店舗(直営店13店舗) |
このような事業推進の背景には、昭和59年9月・10月の郊外への大型店2店の出店申請と時代の変化があります。
長浜市には都市魅力創出の基本理念として博物館都市構想があります。
構想は市民が育んできた文化の蓄積や伝統なまちの雰囲気を現代の生活の中に生かして、町全体を博物館のように魅力あるコトやモノで覆い、個性ある美しく住めるまちにしていこうという考え方です。
昭和59年3月に策定され、構想の理念が市民と共有できた事が、その後のダイナミックな事業推進のエネルギーとなりました。
| まちづくりの経過 |
| 1979年(昭和54年)9月・10月 大型店の郊外出店申請 1982年(昭和57年)風格賞(建造物審査表彰) 1983年(昭和58年)長浜21市民会議 ※JR直流化・長浜ドーム球場・大学誘置 提案→運動→実現 直流化前 長浜駅乗降客数:2,396人/日 直流化後 長浜駅乗降客数:4,817人/日 |
| まちづくりのプラン(構想・計画) |
| 博物館都市構想 1984年(昭和59年) 長浜地域・商業近代化地域計画(基本計画) 1985年(昭和60年) 仕掛:まちかど整備(ポケットパーク) 商業観光パイロット推進事業(ファサード整備) 民間交流使節団 (人的ネットワークの拡大・先進地視察) 長浜地域商業近代化地域計画(実施計画) 1991年(平成3年) |
| まちづくりの主要事業 |
| 中央駐車場→表参道改修 →大手門通り石畳化→博物館通り景観形成 →大手門通りアーケード大改修 →空き店舗対策モデル事業(ゆう壱番街) →ゆう壱番街ファザード整備 →曳山博物館→ゆう壱番街アーケード大改修 →まちsucces家横町(大型空き店舗改修) →都市再生モデル事業(新町家スタイル) |
中心市街地活性化では昭和60年に長浜地域商業近代化策定事業に着手し、将来ビジョンを示すと共にビジョン具現化の様々な仕掛けを行い、郊外型大型店長浜楽市オープン(昭和63年3月31日)半年前に中央駐車場をオープンさせ、そして回収モデル店舗として観光物産センター「お花館」をオープン致しました。
さらに長浜楽市オープン1ヶ月後から、ながはま御坊表参道の工事に着手し昭和63年から平成元年の2ヵ年で161m32店舗の表参道を改造することが出来ました。
平成元年には大手通り商店街が石畳舗装(300m)を行い、平行して黒壁の動きがあります。
黒壁は、明治33年建築の建物保存から始まり、民間人8人が昭和62年12月に9,000万円出資することが決まり、市が4,000万出資して昭和63年4月に㈱黒壁が1億3,000万の第3セクターとして設立されました。
様々な議論の経緯はありますが、国際性・歴史性・文化芸術性のコンセプトが生まれ、63年秋にガラスをやろうと意思決定されました。平成元年7月1日本館、工房、レストランがオープンし、その後空き家、空き店舗を修復再生させながら、4通りの経営方法で30店舗の展開をしております。その中には、空き家、空き店舗の多いゆう壱番街にも関係店舗を出店させています。
黒壁は現在出資金44,000万となり、市が1億4,000万、民間で3億の出資構成となっています。
スタッフは従業員、パーと含めて100数名になり、男子従業員は7名のみで他は全て女性スタッフとなっております。
| まちづくりの課題 |
| 中心市街地居住人口の減少 16,641人 → 12,194人 → 10,762人 (昭和45年) (平成2年) (平成17年) 高齢化の進展 夜間人口の減少 12%減少(平成2年→平成17年) 高齢化率 26、9%(市全体:20、1%) 地元客の来街者数の減少 駐車場・道路幅員・業種構成・営業時間 ・・・ 等 来街者数の停滞傾向および空き店舗の活用引合いの減少 |
その後平成3年には大店法改正スケジュールの中で対応できるまちづくりビジョンとして第2段の商業近代化策定を行い、三つの提案(都市の交通体系・定住化促進・公共施設の配置対策)を行うと共にまちづくりの指針としております。
一方、市では平成4年から3つの国の調査事業を実施し、平成7年よりアイジーオー商店街の景観形成事業を手掛け、平成12年10月1日曳山博物館オープンに合わせて事業が完成致しました。平成9年には、大手通商店街で工夫を凝らしたアーケード大改修を行い商店街空間を刷新することができました。また、商店街環境整備の遅れにより空き家、空き店舗が多く来街者の回遊性が少ないゆう壱番街商店街では、高齢者の実験的事業プラチナプラザの事業実施を行うと共に空き店舗対策モデル事業によるチャレンジショップの展開及び空き店舗活用の提案を行いました。
プラチナプラザは、ポスト秀吉博として高齢者の人々と共にまちづくりを、そして民間で出来る福祉の視点で、55才以上の方々に5万円出資いただき、商店街の空き店舗を活用してビジネスとして営業いただく事業で、平成9年10月18日におかず工房・野菜工房・リサイクル工房・井戸端道場の4店舗を多くの方々の協力を得てオープン致しました。空き店舗対策モデル事業では、個店の魅力創出と内発型産業としての地場産業に視点をあて、素材とデザインおよび技術の融合を目指しチャレンジショップの展開、イベント、工房教室の提案と共に、出版社の誘致も出来ました。
| まちづくりプラン(構想・計画) |
| 1998年(平成10年) まちづくり三法 制定 (中心市街地活性化法・改正都市計画法・大店立地法) 総合的、一体的な取り組みによる都市魅力の創出 (経済・社会・自然環境維持を目的) 長浜市中心市街地活性化基本計画 TMO事業構想 ⇒ 事業実施 ↓ 成 果 ↓ 課 題 まちづくり三法 (1)長浜市中心市街地活性化基本計画 |
さらに関連して、地域コミュニティーの再生と地域交流を願い、ゆう歌舞伎を新しく創出しました。
結果、平成10年にはゆう壱番街御堂前地区の改造と共同施設事業を行うことができ、祝町地区では、アーケード改修委員会の設置に至りました。そして、平成12年10月1日には、近くに待望の曳山博物館が、核施設としてグランドオープンしました。今後のプロジェクトでは、祝町地区のアーケード改築、駅前通りの電線地中化事業、共同店舗であった大きな空き店舗のリニューアルがあります。また、銀行跡地活用、寄付された伝統的町家の活用、中央市街地セントラルパークとしての大通寺の整備事業、そして住環境の整備と高齢者の優良賃貸住宅の建設等数多くのことが考えられます。
| 中心市街地活性化への再チャレンジの過程 |
| 2006年(平成18年) 都市再生モデル事業(新まち家スタイル) まちづくり三法改正 まちづくりフォーラム 住生活基本法 まちづくり研修会 診断・助言事業 まちづくり懇談会 2007年(平成19年) 中心市街地活性化基本計画策定委員会(07.01.10) 中心市街地商業活性化サポート事業 2008年(平成20年) 中心市街地活性化協議会(08.01.22) |
ソフト面では、昭和58年4月長浜城歴史博物館のオープンに伴い、長浜出世まつりを豊公園一帯で行なったことがきっかけとなり、昭和59年から地場産業の振興と商店街活性化を目的としたきもの大園遊会が創出されました。
昭和62年からは芸術版楽市楽座(アートインナガハマ)が始まり、両イベントは全市的事業として、定着しています。
一方商店街では、平成元年から表参道商店街で馬酔木展、平成2年からは文化塾が始まり、大手通り商店街では平成4年より大手つくりもん夢物語が始まり、平成12年12月には灯りの散歩道と変化しています。
平成9年には、ゆう壱番街商店街で青年歌舞伎の創出もされました。他では、花シリーズで虹の会(あじさいの植栽)が設立されました。
この様なイベントでは絶えず地元で地道に活動しているグループとの連携や空間演出として草月流の皆さんとの連携も数多く行い交流の場作りを行なっています。平成7年7月には商業者自身で個店の魅力創出という視点でSUCCES CARD長浜倶楽部㈱も創出し、ポイントカードの運営を行なっています。このようなハード、ソフト両面での展開の基礎を昭和62年よりのCI事業で構築をしてまいりました。
平成8年には秀吉博という8ヶ月のロングランのイベントを地元の力で成功させることができ、プラチナプラザ、まちづくり役場設立につながり、黒壁10周年記念事業で平成11年5月には感響フリーマーケットガーデンがオープン致しました。
この様な賑わい性の演出には平成3年9月のJR直流化、平成4年長浜ドームオープンも弾みになりさらに、今日まで任意、有限会社、株式会社が十余り設立され、協力し合っていることが、長浜のまちづくりの特色でもあり、成功の要因ともいえます。
平成13年2月には専門家からみた、まちづくり第1位に再びなりましたが、厚みのある都市づくりには多くの課題、問題点を抱えています。
これからは、地域に住む人々が生き生きと楽しく暮らせるような、そして個性的で誇りと思えるような刺激あるまちづくりを全市民共有の夢として進めていけることを願っています。


長浜まちづくり会社
2009年8月10日 設立
出資金 7,200万(市:3,000万、会議所:1,000万
民間:3,200万、出資者数:23社)
※中心市街地エリア内トータルマネージメント
数値目標
歩行車・自転車通行量
32,240人 → 32,700人
宿泊者数
309,300人 → 339,000人
中心市街地の居住人口
10,672人 → 11,000人
※参考数値目標
中心市街地来街者数
193万人 → 200万人を維持
黒壁10號館 黒壁ガラス鑑賞館
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黒壁11號館 黒壁ガラス鑑賞館
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黒壁11號館 ステンドグラスショップ
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黒壁18號館 カフェP.act
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文泉堂
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長浜開知学校(県下初の小学校)
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新たな魅力施設
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新たな魅力施設2
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まちの変遷 |
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パウワースの変遷 |
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